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八坂神社(山口市上竪小路)

2020.12.22(20:34) 776

山口の祇園さま(2020.11.21)

<コース>
【往路】新大阪(6:06) → (ひかり501号) → JR新山口(8:38→9:13) → JR湯田温泉(9:31) → 徒歩5分 → 井上公園 → JR湯田温泉(9:58) → JR山口(10:02)

山口駅前レンタサイクル → 市内観光

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山口祇園 八坂神社
入口に建つ大鳥居。

 今八幡宮から駅に向かうと、広い境内に建つ大きな朱の鳥居が目に入ります。

これが山口祇園と言われる八坂神社。山口祇園八坂神社(やまぐちぎおんやさかじんじゃ)は、

『応安2年(1369年)、大内氏24代の弘世が京都の八坂神社より勧進したと伝えられる。

最初の鎮座地は上竪小路であったといい、長禄3年(1459年)28代の大内教弘の時代に

香積寺門前の川の右岸である水の上に移転。

その後、永正16年(1519年)に30代の大内義興が高嶺大神宮(現山口大神宮)を創建するに当り、

当社もその地に移し、翌17年に社殿を新築した。

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銀杏散り敷く境内
狛犬、神徳碑、豊後立石が並ぶ。

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正面に建つ楼門
移転した元治元年(1864年)に新築されたもの。

 幕末の元治元年(1864年)、毛利敬親が萩より藩庁を移すに際し、警備上から旧築山館の跡地で

当時畑であった現在地に移築遷座。なお本殿は永正年間のものを解体して運搬した。

社号は長く「祇園社」であったが、明治2年の「神仏判然令」を受け「八坂神社」と改称し今に至っている。

7月20日から1週間続く山口祇園祭には京都から受け継いだ鷺舞神事が行われる。』 とあります。

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楼門の内部

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拝殿(左)に続く重文・御本殿
永正16年(1519年)建立の三間社流造で檜皮葺。

 御社殿は本殿・拝殿・楼門が一直線に連結した「楼拝殿造り」。先に訪れた今八幡宮と同じですが、

近郊には見られますが全国的には珍しい様式。拝殿及び楼門はこの地に移築した元治元年の新築ですが、

永正16年建立の本殿は重要文化財に指定されています。

 西の京、山口を創ったのは南北朝時代の大内弘世ですが、単なる町割りだけでは「仏作って魂入れず」と思ったのでしょう。

その徹底ぶりは八坂神社の勧進までしてしまったという事です。

加えて長禄3年からは祭礼も始まっているので、【肝心】なところは抑えているようでした。

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重文・本殿の説明板

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本殿・拝殿・楼門が一直線に連結した「楼拝殿造り」

 鷺舞と言えば津和野が有名ですが、津和野城主の吉見氏は天文11年(1542年)に山口から鷺舞を採り入れています。

こちらが本家だったとは驚きですが、小京都としても山口は津和野の先達。

津和野の知名度が上がったので逆転現象が起こったのでしょうが、【サギだ!】などと言わずに

鷹揚に構えている所が、いかにも貴族的と言えます。

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山口祇園 八坂神社説明書

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八坂神社御朱印

[参考書]

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