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岡崎城 (愛知県岡崎市康生町)

2021.09.25(18:17) 963

神君家康が生まれた城(2021.7.25)

<コース> 夏の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(5:55) → JR米原(7:42→8:04) → JR大垣(8:36→8:40) → JR岡崎(9:48)

JR岡崎 → (愛知環状鉄道) → 中岡崎 → 徒歩10分 → 岡崎城

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岡崎城

 ・五万石でも岡崎さまは お城下まで船が着く

と歌われた岡崎は奈良平安時代の古道に遡る東西交通の要衝、江戸時代には東海道38番目の宿場が置かれました。

それにも増して有名なのが徳川家康誕生の地。家康の祖父松平清康に拠る町づくり以来の歴史があり、市内を歩くと

葵町やら康生町やら家康縁の地名が至る所に。家康は岡崎城で生まれましたが、そこの地名は康生町。

家康が生まれた事に由来するのは言うまでもありません。

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西側の堀に架かる「たけちよ橋」を渡り城内へ

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橋の先にある竹千代通りと石像

 岡崎城は、

『清流乙川(菅生川)と矢作川の合流地点にある龍頭山の丘陵を利用したもの。

当初は三河守護代大草城主西郷弾正左エ門稠頼(つきより)が室町中期の康正元年(1455年)に龍頭山を護る砦として築城。

後に松平清康が奪取し城を整備拡張するが、享禄4年(1531年)家臣の謀反で落命(森山崩れ)。

後は息子の広忠が継ぎ城内で竹千代(家康の幼名)が生まれるが、天文18年(1549年)広忠もまた家臣に拠って殺害された。

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堀端から

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坂を上り天守へ

 竹千代は7歳で今川の人質となり岡崎城も今川の支城となった。岡崎城が家康の下に戻るのは永禄3年(1560年)

桶狭間の戦いで今川義元が敗死した後の事である。

 元亀元年(1570年)に家康は本拠地を浜松城に移し、岡崎城には長男の信康は入る。信康自害の後は、石川数正・

本多重次が城代を務める。家康の江戸転封以後は、一時豊臣系の田中吉政が入り近代的な城郭に整備、岡崎の

二十七曲りと呼ばれる道が造られたのもこの時である。

 1602年(慶長7年)以後は、徳川譜代の家臣が城主を務め明治維新を迎える事となった。明治に入り廃城となったが、

昭和34年(1959年)に鉄筋コンクリートで天守が再建された。』 とあります。

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昭和34年再建の天守閣

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天守閣前に建つ家康公遺訓

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家康公遺言

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樹木の向こうに見える天守閣

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天守の北側にある壕

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天下人家康公出世ベンチ
幼き竹千代と家康公の石像が建つ。

 現在は旧岡崎城本丸、二ノ丸を中心にした岡崎公園。園内には三河武士の館・家康館、龍城神社、遺言碑などがあります。

浜松城は出世城として知られますが、岡崎城は天下人家康を形作った城と言えましょうか?

 城主の家系に生まれたのは幸運と言えますが、幼い頃に親を失って人質となったのは不幸の極み。

そんな中でも自暴自棄にならなかったのは、己を冷静に見つめる事が出来たために他なりません。

今川の人質生活も思った程悲惨ではなかった事、大多数の家臣が離れず従った事などは、家康がひとかどの

器を持ったからに他なりません。

何故、家康が最終的に天下を取ったかについては色々あるでしょうが、

①失敗を活かせた事

②退く事が出来た事

が他の戦国大名との差ではなかったかと思います。

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公園内にある家康公の顰(しか)み像
三方ヶ原の惨敗を教訓にするために、自らの姿を描かせた。

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像の後方にある庭園

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岡崎市マンホールカードと歴史まちカード
それぞれ三河武士の館、天守閣にて無料配布。

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岡崎康生通西郵便局 ; 史跡・岡崎城、船着場跡、菅生祭の花火
岡崎康生郵便局 ; 岡崎城、花火、石燈籠、三つ葉葵の紋章

[参考書]

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