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妻籠宿 下町 (長野県木曽郡南木曽町)<妻籠宿 その壱>

2021.11.18(20:33) 993

妻籠バス停から高札場へ(2021.9.5)

<コース> 夏の青春18きっぷ使用
【往路】JR大阪(5:55) → JR米原(7:42→8:04) → JR大垣(8:36→8:40) → JR名古屋(9:14→9:24) → JR中津川(10:39)

中津川駅前 → 徒歩5分 → 中津川宿 → JR中津川(12:00) → JR南木曽(12:19→12:40) → (御岳バス) → 妻籠(12:47) → 徒歩5分 → 高札場

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妻籠宿 (中山道第四十二番宿)
これはJR南木曽駅前のバス乗り場。

 南木曽駅前からバスに揺られる事7分で妻籠入口。中山道きっての宿場町として知られますが、南木曽駅からは3.8㎞。

しかも駅からのバスの便が非常に少なく決して行き易い場所とは言えません。バスに乗車したのも私を含め3人、

妻籠へ向かう人は自家用車かハイキングがメインなのでしょう。

宿場へは車の乗り入れができず、256号線沿いのバス停から細道を上って街道へ。

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バス乗り場に建つ中山道の道標

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妻籠宿には、この御岳バスに乗車

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256号線沿いの妻籠バス停(町営第一駐車場)

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妻籠バス停からこのような細道を抜けて宿場へ

 妻籠宿は、

『中山道から伊那へ通ずる道の分岐点、木曽氏が東美濃へ進出する時の拠点の一つになった。天正12年(1584年)の

小牧・長久手の戦いの際にも、木曽義昌は家臣の山村甚兵衛良勝にここを守らせ、家康配下の飯田の菅沼定利、

高遠の保科正直らを奇策を以て退けている。

慶長6年(1601年)には中山道四十二番目の宿場として整備され、二人の問屋も任命された。度々火災に遭ったが、

天保14年1843年の記録には人口418人、家数83軒、本陣・脇本陣が各1、旅籠屋が31軒あり賑わいを見せたとある。

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宿場入口にある妻籠宿案内板

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妻籠宿案内図

しかし慶応4年(1868年)2月の大火で宿場の中心部は殆ど焼失。明治25年には馬籠峠を迂回して新道(国道19号線)が開通、

更に明治42年には名古屋・三留野間に鉄道が敷設され、2年後には中央西線の全通を見た。

これに拠り三留野駅がこの辺りの交通の起点となり、妻籠は交通の要衝としての機能を消失。宿場は衰頽の一途を辿るが、

昭和43年から始まった街並み保存事業に拠って江戸時代の面影が蘇った。昭和51年(1976年)には国の重要伝統的建造物

群保存地区に選定され、今に至るまで中山道を代表する宿場としての地位を保っている。』 とあります。

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この道の先が妻籠宿下町地区

 先ずは、坂を上がって右手にある観光案内所でパンフレットを入手。南木曽駅にも案内所がありますが

種類はやはりこちらが豊富。もう一つの目的のMHCも入手しましたが木曽路カードも併せてゲット。

柿其(かきぞれ)渓谷の美しい写真ですが、木曽路では名所毎にカードを発行して観光客誘致を【きそ】っているようです。

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下町付近の中山道で北方面を望む
看板が下がっているのは食事処。

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妻籠宿の北側からJR方面へと向かう道
右は茶房画廊「康」。

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木曽路カードと南木曽町マンホールカード
配布はいずれも妻籠宿観光案内所

 案内所のすぐ脇が妻籠郵便局。妻籠で唯一の郵便局ですが、町並みの景観に合う様に出梁形式で復元され

郵便資料館も併設しています。ポストも明治6年開局に合わせた黒色、加えてここでは郵便屋さんも当時の笠に

法被姿で集配に携わっているそうですが、この日は日曜。局も郵便屋さんも見られませんでした。

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妻籠郵便局

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郵便制度が始まった頃の、黒ポストの復元
いまもポストとして立派に現役である。

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郵便局と郵便史料館の説明

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妻籠郵便局 ; 旧中山道妻籠宿の町並、木曽御岳

 パンフを片手に宿場の北の入口へ。

ここは戦国時代から17世紀半ばまで口留番所という関所があり旅人を監視していたそうですが今はなし。

同時に幕府の「官報掲示板」である高札場もあったようですが、こちらは復元されて健在。

名前のように高い場所にありますが、お上が庶民に対する上から目線は今も昔も変わらんようです。

尤も、庶民もいちいちすべてに目を通したかそうかは分かりませんが…。

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宿場の北にある高札場と水車小屋

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高札場近影

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高札場から中山道の南方面を望む

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宿場の最も北側

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